問題と課題ってなんだ?から始めてみましょう。
問題解決も”書く”ことで、次に進めることができます。
僕がやっている「ノートや手帳を使った問題解決をすすめる方法、考え方」
を紹介します。
ところで、問題と課題の違いわかりますか?
ぱっと答えられる方は、普段から意識している方なのかなと思います。
僕がこの違いが明確にわかるようになったのは、ここ数年のことです。
日頃、問題解決に取り組まれている方の中でも
「この違いを明確に分けていない人は意外と多い」のかなという肌感があります。
問題・・・ ”理想的な状況” と ”現実(現在の状況)” の差
課題・・・ 問題を解決するために取り組むこと
です。
理想的な状況と現在の状況を正しく理解していないと、問題には気付けません。
理想が曖昧な状態だと、「なんとなくこうなればいいな〜」みたいになり、
「それに向かって、いつまでに何をすればいいのか」はボヤッとしたままです。
わかりやすく旅行に置き換えてみましょう。
・理想的な状況 = 目的地 … スカイツリー
・現在の状況 = 現在地 ... 新大阪駅
・問題 = 目的地と現在地の差 ... 新大阪駅 〜 スカイツリー
こんな風に、はっきりとわかっていれば、
「新幹線に乗り、品川駅についたら在来線に乗り換える」
と明確にすべきことを定められます。
しかし、ぼやっとしていたら
・理想的な状況=目的地 … 東京の結構高いところ
・現在の状況=現在地 ... 関西の大きい駅
・問題=目的地と現在地の差 ... 関西の大きい駅 〜 東京で結構高いところ
「えーっと、、、とりあえず東京方面向かうか。
とりあえず東京についたけど、ここらへんであってるのかな。
結構高くまで来たから、ここが目的地ってことでいいのかな。」
と、理想的な状況にたどり着いたのかさえ、確認する術がありません。
このように、問題が明確になっていないと、課題設定の詰めが甘くなります。
問題と課題を混同してしまうと、課題設定を飛ばしてしまう可能性もあります。
たとえば「課題は、集客力が不足していること。」とかですね。
これでは何をすべきか、が全く明確になりません。
というわけで、ノートにはこんな感じで書くと良いでしょう。
今日の話題を別の視点から考えると、
人間はしっかりと理想を描いた自分が限界点なんだと考えられます。
理想をしっかり定めて、それに向かって何をすべきか考え、努力する。
これが大事ですね!