ぶんぐっデイ

文具が好きです。気持ちを残せるから。

オンラインコミュニティを立ち上げました「あすみ村」

オンラインコミュニティ作りました!

 

以前から帰国したら作ろうと思っていましたが、帰国前に作っちゃいました。

その名も「あすみ村」。明日を見る村、であすみ村。

コミュニティの目的は手帳活用に関する情報共有と、オンライン読書会のプラットフォームとしての活用です。

 

メンバー募集中。平和なサークルみたいにしたい。

アウトプットってすばらしい習慣だと思っているので、それの練習の場として提供もしたいという思いもある。

平和なイメージを大事にしたいので「村」にしたし、管理人代わりに村長にした。

 

みんなで作っていけたら良いな。

 

今の運用の範囲なら費用かかっていないので、とりあえず場の提供で自治会費は無料です。

今後、コミュニティが盛り上がってきたり、運営が大変になってきたら考える。

いまのところ、そのときは有料化にしちゃうんじゃなくて、分けたいなと思ってるけれど。

 

メンバー集まってもらえるかもわからないけど、とりあえず始めてみる。

興味ある人は、コメントかメッセージください。やりとりから始めましょう。

思考の旅路:ノートに書き出して考え事の答えを探す

あなたは考え事をするとき、どうやってしていますか?

 

いきなり質問してしまいましたが、「改めて考えてみると、考え事はいつの間にかしている」という感じの方が多いのかな、と思います。

 

漫画やアニメで考え事をしているシーンは、特徴的に”考えている”を表現してくれていますが、実際はそうではないのかなと思います。

たとえば、机などで頬杖をつきながら、口をむーっと突き出し眉間にしわを寄せた難しい表情でしていたり、クッションに顔を埋めて足をバタバタさせていたり、あなたも「考え事をする人のポーズといえば?」と聞かれたら、きっと頭に思い描いたポーズを取れますよね。

 

今日は考え事をするときに役立つ「書く」について書いていきます!

 

冒頭の質問ですが、僕の場合しっかりと考え事をするときは、A4のノートを使っています。学生時代使用している人が多いサイズのノートは、B5サイズが一般的なサイズと思いますので、一回り大きいサイズです。

 

なぜA4ノートなのか。紙が大きいほうが手が止まらないからです。僕は普段この記事のタイトル画像に写っているような、バイブルサイズのシステム手帳を持ち歩いています。ここにいっぱい書き込みたい性質を持っているので、字は小さく書ける方です。

それでも、紙が大きいほどたくさん書き込めるので「紙の端っこに来てしまった。折り返さなきゃ。」とか「もっと書きたいのにな。」と思う機会が減ることが大きな理由です。

 

本題の「考え事」にも「書く」を使う理由ですが、書くことで思考を次に進めやすくなるからです。

 

この話を続ける前に一つ整理しておきます。今回の記事で扱っているのは「考え事」です。似ているようですが、「悩み事」とは違います。

悩み事は正解が無いものについて思いを巡らせることです。一方で考え事は、良い判断をするために頭を使うことです。

もちろん悩み事にも「書く」は有効ではあるのですが今回は分けて考えて行きます。

 

「考え事」に「書く」が有効なのは、人間の脳はとてもたくさんの物事を考えられるのですが、ときに堂々巡りをしてしまうからです。

まず「考えたいこと」のテーマをノートに見出しとして書きます。このときのノートは、先ほども言いましたが、できるだけ大きなサイズがオススメです。

僕の経験ですが、小さいメモ帳を使って考えることをすすめると、思考も萎縮しがちになることが多くなります。書くのを遠慮しちゃう、スペースをケチっちゃうみたいなイメージです。最低でも学生時代に使っていたB5サイズ以上がオススメです。

 

ノートで考え事をするうえで、最も重要なことは「誰にも見せないノート」にすることです。

誰にも頭の中を見られることが無いように、ノートも見られないものとして扱います。僕はノートは誰にも見られない場所に保管しています。「見られたら終わり」と思いながら書いています。

 

この理由ですが、誰かに見せることを想定して書くと、誰かを意識した答えになってしまうからです。あなたの考え事をよそ行きの格好に着付けているような状態になってしまいます。

 

それでも、本当に誰にも見せたくない!見られたら最悪◯んでしまう!という方がいれば、ノートに書いて考えがまとまったら、写真を取ってデータにして、ノートのそのページはシュレッダーしたりしてもいいと思います。

僕はやったことが無いですが、そこまでしてもやるほどにノートに書き出すことは有効だと考えています。

 

書き出しはテーマを書くところからですが、ここでもテーマは絶対カッコつけないようにしてください。考え事の始まりはもっと泥臭かったり、シンプルなテーマだったはずです。いきなり、映画のタイトルになるようなものをつけたところで、自分が解決したかった考え事では無いはずです。気をつけてください!

 

また、ノートに書いて考え事をするときのコツですが、一人静かな環境に身を置くことです。人によるかもしれませんが、僕の場合は周り(近く)に人がいると雑念が生じる傾向があります。人によって違うかもしれないので「全然気にならない」という人は、最低限「誰にもノートに書いた文字には目が届かない場所」でやるのが良いでしょう。

 

これだけ、シンプルな行動のはずなのですが、慣れていないと「ノートを前にすると書くことが思いつかない」という人をよく周りに見かけます。

周囲の人から「考え事をしている」という話を聞いたときに、この方法を勧めていますが、「書けなかったら『何から書けばいいんだろう』とか『書くの苦手なんだよな〜』でもいいから、頭に思い浮かんだことをまず書いてみて」と言うようにしています。

 

だいたい次に会った時には「書くのっていいね!頭の中すっきり整理できた」と言われます。

 

これは机の上の整理に似ていると思います。頭の中=机の上、ノート=棚と考えてみてください。

机の上にごちゃごちゃとものが散乱しているとき、机の上で作業をしようとしたら、まずスペースを空けなければいけません。棚がなければ机の上で物を寄せることしかできず、スペースがそもそもあかなかったり、空けられたとしてもふとした拍子に崩れてきたりしますよね。これが考え事で頭の中がいっぱいになっている状態と同じです。

 

机の上のものを棚に並べていくことで、机の上はすっきりして作業に取り掛かることができます。そして、棚に入れたものも取り出したいときに取り出せるという安心感があります。

 

不思議なことに、考え事は書き出すことで「何をすべきか」を明確にできることが多いので、本当に机の上のようにすっきりするのです。

先ほど言っていたようにカッコつけたノートを書いてしまうと、机の上はまったく片付いていない状態になり、ノートに書き出す意味がなくなってしまいます。

 

書くと決めたら、カッコつけずに自分の頭の中をどんどん書き出してみると良いと思います。僕はこれでいくつもの考え事を前に進めることができました。

 

あなたも普段からたくさん考え事をしているはずなので、書くことに慣れてきたらいくらでも書けるようになると信じています。

考え事は誰かに相談するのも良いかと思うのですが、書くことのほうが完全に効率が良いと思っています。というのも、考え事の答えは自分の中にしかありません。誰かに話していて見つかったときも、自分にとってしっくりする答えが出てきたときです。

 

相手がコーチングのスキルに長けていて、あなたの考え事とあなたの中の答えをうまく導き出してくれれば良いのですが、現実なかなかそういかないことが多いです。

相手が感情的になりやすい人だったり、アドバイスしたがりの人だったときは、あなたにとっては答えにならないことを提案されたりもするでしょう。

 

自分の考え事に対して、正解だと思う答えが自分の中で見つかったら、次は何をしていけば良いのか、できる限りひとつひとつのハードルを下げた行動にしてあげれば良いです。

簡単にクリアできることの積み重ねで、どんどん物事を進めることができます。多くの人にとって大会でフルマラソンをクリアするのは難しいことの一つだと思います。ですが、自分で勝手に小さなゴール(500m刻みとか)を設定して、ちょっとずつ日を分けて自分のペースで走れば、積み重ねで同じ距離を走り切ることができるはずです。

 

自分の考え事の答えは、誰かの尺度や基準に合わせたものじゃなくて良いはずです。到着する場所が同じで、自分がいいと思える期間内に達成できたら、正解に届いたという事実は同じです!

少しでもやってみようかなと思った方は、今日からさっそくノートに書き出してみてください。家にノートが無い、という方はまずノートを買いに行きましょう!

 

まとめ

・考え事はできるだけ大きなノートに書く。

・誰にも見せないノートにするつもりで書き出す(カッコつけない)。

・どうしても書けないときは「何から書けばいいか」を書く。

・自分の中にある答えを見つけるためにノートを書く。

・見つけた答えに向かうためには、小さい行動に分割して進める。

自分らしさを見つける:システム手帳の使い方

「なぜ書店に売っている製本された手帳ではなく、システム手帳を使うの?高いじゃん!」

「システム手帳が気になるけれど、そもそも自分は何を挟んだらいいんだろう。」

そんなことが気になってシステム手帳を使い始められない方や、システム手帳を既に使っているけれどもっと活用したいという方に向けた記事です。

 

僕もかつて迷っていたので、あなたの気持ちはよーくわかります。

 

そもそも、システム手帳ってなんなの?システム?普通の手帳と何が違うの?

という方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

 

w-ranchan.hatenablog.com

 

これから「システム手帳を使うメリット」と「システム手帳に何を挟むか」をメインに話をするにあたって、”システム手帳”が”製本された手帳(以降は区別のために「綴じ手帳」と呼びます)”と大きく異なる部分について触れておきましょう。

それは、自分が好きなようにページを追加したり減らしたり、ページの順番を変えれたり、と高いカスタマイズ性を持っているところです。

 

システム手帳は、大きさも複数種類があり自分の使いやすいサイズを自由に選ぶことができます。例えば携帯性を重視したければ、小さくて薄いものを選べばいいですし、いっぱい書きたい、あまり移動しない、という方であれば大きくて分厚いものを選んでもいいと思います。

 

これだけ聞くと、「システム手帳じゃなくて、綴じ手帳もサイズ選べるじゃん」と思う方もいるかもしれません。はい、おっしゃる通りです。

サイズ面のみに絞れば、システム手帳でも綴じ手帳でもあまり大きな違いはありません。

 

ただ、ページを増やしたり減らしたり移動したり、これができることで一気に自分好みの手帳を作ることができます。

僕はシステム手帳を使う以前は、綴じ手帳を愛用していましたが、ほとんど簡易的なスケジュール確認とノート部のみしか使っていませんでした。

正直なところ、アドレス帳の部分や年齢早見表のような付録部分は活用していなかったので、毎年白紙のまま残るページでした。

 

ちなみに僕は、罫線ノートと方眼ノートが両方ついている綴じ手帳を愛用していたのですが、僕は仕事で設計をすることが多いので、デザインも描きやすい方眼ノートがお気に入りでした。

でも、僕の愛用手帳には方眼ノートのページが少なかったんですよね。そのページが多ければいいのにな、なんて思いながら愛用していました。でも、その時はそれしか知らないので、それがベストだって思ってたんですよね。

 

そんな僕がシステム手帳に出会いました。「方眼ノートばっかり挟めるじゃん!」「スケジュール確認はウィークリーでやりたかったんだよね。」と、自分好みの手帳が作れることに感動しました。

僕は、中学生時代からルーズリーフを愛用していました。1冊のノートに全教科を集められる喜び。休んだあとの授業のノートをとったあとで、友人からノートを見せてもらえば、順番は大きく変わらずに使えます。

そんなページの移動が自由なところに惹かれていました。

 

ルーズリーフのいいところ、そして手帳のいいところ、自分のドンピシャサイズで使えるところ、すべてが魅力的なアイテム手に入れたのです。

 

そんな僕も、手に入れたシステム手帳を活用するうえでもどかしく感じることがありました。

そう、「張り切って厚めの手帳を買ったはいいけど、何をはさもう」問題。

 

購入する時、いろんな手帳を見比べては「これくらいはさんで使っちゃうもんね」と、張り切ってたんですよね。でも家に持って帰ってきて、あたりまえですが最初は「白紙のページ」ばかり。でもスカスカはちょっと寂しい。というわけで、白紙のページをしばらく持ち運ぶ日が続きました。

 

最初はいろいろ考えました。「防災知識」を印刷してはさんでおこうとか、「ふせん台紙リフィル」をはさんでおこう、とか。仕事柄使うし「関数電卓」をはさもうか、と考えたこともありました(電卓は片手で持ちながら設計で使うことが多いことに気づき、やめました笑)。

 

いろいろオリジナルリフィルを作っては、はさみ、とりはずし、またはさんでみたりする。

いろいろやっているうちに気づきました。

 

そうだ、これがシステム手帳を自分仕様にカスタマイズすることなのだ、と。

システム手帳に終わりは無いのです。何度も「これがベストだ」と思った瞬間がありました。でも、しばらくするとベストが変わっていくのです。

 

それは、なぜでしょうか。人間は成長する生き物だからです。

たとえば入社して仕事を始めたころは、先輩の助けを借りながら仕事をしてきた方が多いと思います。そのうち、あたりまえにこなせるようになって、少し背伸びした内容の仕事をしているうちに、自分で考えてよりよい方法を模索したりします。

そのとき、仕事のやりかたは新人時代と変わっているはずです。だから手帳に挟んでおきたい知識やメモの量も変わってきます。スケジュール管理も、月ごとではスペースが足りず、週次、日時と変わっていくかもしれません。

 

手帳もツールなのです。自分の成長やそのときの生活に合わせてベストをつくるのが自然です。身体が大きくなると衣服が合わなくなったりするように、システム手帳もまた大きくなったり分厚くなっていいのです。

 

というわけで、何をはさんでもいいのです。今の僕は大半がメモページです。思いついたことや、やりたいことを書いたり、そのやりたいことが「なぜ今すぐできないのか」の理由と、何を解消したらできるのかの条件を書いたりしています。

 

はたまた、振り返りも書いておいたりします。「今日は集中がとぎれとぎれだった。睡眠時間が足りてないからかも。あくび多かったし。」のような感じです。

そうすると、次に書きたくなるのは「何時に寝て起きればベストなのか」を確かめたくなってきます。人間はすぐ忘れてしまうので、記録をつけておくと、あとで見返したときに「体調やモチベーションが高かった日と、睡眠時間がリンクしている!」のような気づきがあったりします。もしかしたら、食べ物が原因かもしれません。いろいろ書いておくと、何かしらに気づけるチャンスが増えます。

 

これに気づいたら、「◯時に寝るためには、何をして、何をしなければいいのか」を考えて書くページも増えます。すると、「やらないことリスト」のようなものも作りたくなるかもしれません。

こんな感じで、まず書くことが重要です。そうすると、定期的に見直さなければ入り切らない程にページが増えていきます。熟慮を重ねてページを選び、それをはさんだ手帳を持ち歩いていると、それだけで自分のパフォーマンスを最大に高めてくれているような気分になるでしょう。実際、手帳のおかげだ!と感じるタイミングがたくさんあります。

 

さらに特別に、手帳を活用するコツ教えちゃいます。

それはお気に入りのものを使うことです。ペンと手帳。どっちもお気に入りのものを持つと、使いたくて、書きたくて、開きたくて仕方なくなります。

用もなくても、何かを書きたくなる気持ちが高まります。

そんな僕のおすすめは、革製の手帳です。肌触り、匂い、経年変化が進むところ、持ちたくて開きたくて、という衝動に駆られます。

そうなったら、こっちのもんです。システム手帳にいろいろ書き込んでいるうちに、自分が自分の望む人間像に近づいている感覚をきっと味わうことができます。

 

みなさんもぜひ、手帳を活用してみてください。手帳が続かない人の中には、綴じ手帳という製本された手帳に自分を合わせていっているために続かない人も多いと思います。

手帳を自分に合わせましょう。まずは手頃な価格のシステム手帳バインダーから始めてみてもいいかもしれません。でも僕のおすすめは自分の好きなものを準備することです。

 

あなたのシステム手帳ライフが最高のものとなりますように!

最後まで読んでくれてありがとうございます!

 

革製システム手帳に興味が湧いたら、この記事も読んでみてくださいね!

w-ranchan.hatenablog.com

その買った本、最初から最後まで読んで役に立ってる?

「本を読んだほうがいいと思いますか?」と聞かれると、「読んだほうがいい」と答える人が多いかと思います。僕は仕事や生活における悩みや課題があったときには本に力を借りています。

本当のところを白状すると、僕も転職前は忙しさを理由に「読めたらいいけど、時間がないから」とか言い訳をしていました。

 

でも読書のパワーのすごさに気づいてからは、読書をすることが苦ではなくなりました。

読書のすごいところ。それはずばり、その道の専門家や実績がある人の成功例を詳しく知ることができるところです。しかも自分が答えを求めているときに。自由に。

 

今はYoutubeなどの動画素材も多く、知識を得ることは読書以外からの手段も増えています。ですが、読書の便利さを知れば、もっと読書がしたくなってくるはずです。

今日は、僕の本の読み方を一例として紹介します。本を読むのが苦手な方や、もっと早く、たくさん読みたいと思っている、積読している方々にも参考になれば嬉しいです!

 

早速本題ですが、本を読むときは最初から巻末まですべて読んでいるという方が多いのではないかと思います。

そういう僕も、以前は「読書をするということは、本の表紙をめくったところから最後のページまで読み切るもんだ、当たり前だ」と思っていました。

そんな思考が、本を読むことを邪魔していることにあるとき気づきました。

 

本を読み慣れていないときに、書店でパラパラとページをめくり「おぉ!この本めっちゃいいこと書いてある!」と購入。家に帰って最初から読み始めると、だんだんと「なんだかダラダラ書いているな」と感じ、いつの間にか開かなくなり、本棚に収納される。

そうやって、本棚に居座る読んでいない本が心残りになります。次に書店に行ったときにおもしろそうな本があっても「いや、まだ読み終わっていない本があるんだから、買ってもな・・・どうせ自分には本は読めないんだ」と自己嫌悪に陥る。そして書店から足が遠のき、本を読まないことが習慣になる。

僕はこんな状態になってしまっていました。

 

コロナ禍で自宅から出る機会が激減。

自宅に閉じこもって自室の整理をしていたときのことです。途中で読むのをやめてしまった本を本棚から手に取りました。

「1600円損してるな」と思ったと同時に、「この本を買ったのって、なんかいいこと書いてあったからだったような」と思い出しました。

 

パラパラと読む。

「あれ?自宅で読んだときは前半でつまづいたけど、後半は結構おもしろいな」と読み始める。

しばらくたち、「いい本だ」と気づきました。

 

振り返ってわかったことは、前半はすでにあたりまえに知っていることや、自分がそれほど困っていないことについて筆者の考えが書かれていました。筆者にとって失礼ですが、自分にとっては「刺激のない話」でした。

ただ、その道の専門家ですからもちろん学びたいことがたくさん書いてあります。後半に行くにつれ、それが増えてきます。読み進める手は止まらず、読み終わったあとには本で得た内容を、早く活かしたいとさえ思うようになっていました。

 

実は、こんな感じで本の前半にかかれていることは、すでにその知識が少しでもある人にとってつまらないと感じる、あたりまえのようなことが多いです。

なぜなら本の前半の章は導入部分であることが多いからです。それはあなたように詳しくない人が読んだときに、「いきなりおいてけぼりだ!」とならないように、筆者の優しさのページだと思ってください。

知っている内容を聞くからつまらないと感じたり、読むモチベーションが下がってくるんです。

 

ここで一つ本の素晴らしさを感じる例え話をします。

 

あなたが「この人はすごい」と興味を持っている人がいます。あるとき急にあなたの会社のイベントでこの方が話をしてくれることになったら、あなたはそれに参加して話を聞きたいと思うのではないでしょうか。

参加料は3000円。イベントは午後2時から3時間ぶっ通しで企画されています。参加してみると、司会から一言。「話者の方はとても忙しいので、休憩はありませんが貴重な機会をお楽しみください!」

 

最初の方、あなたは興奮もあり熱心に聞こうとするかと思います。しかし話者はとても優しいので前半1時間ほどは、詳しくない人のために導入のお話をしてくれました。ランチ後の時間ということもあり、興奮が落ち着いてくるとともに「知っている話が多いな」と感じていると、眠気が襲ってきました。

1時間たったところで話者の方はとても興味深い話を始めました。興奮を少し取り戻し、熱心に話を聞くあなた。ところが、だんだんと集中力が切れてきました。

後半になると、ちょっとトイレに行きたい気がしてきました。「今何時だろう」なんて時間のことが気になり、早く終わることを期待してしまっています。

終わったとき、「今日はいい話を聞けたけど疲れたな」とへとへと状態。「憧れの方からいい話を聞けた」という満足感だけ残り、明日からの日常を迎えます。

 

1年後、この話者の人が本を出版しました。内容はイベントのときと同じジャンルの話です。あなたは本を手に取ってみました。

目次を見ると、イベントのときより多岐にわたった内容がより詳細に書かれています。実際に話すときも原稿のようなものはあるかと思いますが、時間も限られているので言いたかったことをすべて言うことはできなかったからでしょう。価格は1500円とイベントの半額でした。

「イベントをもう聞いたからいいや」とその人は本を買いませんでした。

 

この例で、よく考えてみてほしいのは、本を読むということがどういうことなのか、です。

 

本を通して話者の方の考えを伺うとき、

話者の方へ気を遣うことなく「前半は知っているので、結構です」と読み飛ばしたりペースを上げることができます。

肝心の本題、自分がよく知りたいと思っている部分は「もう一回言っていただけますか?」や「そこ重要ですね。メモさせてください」が自分のペースで、本へのメモやアンダーラインも気軽にできます。

さらに「眠くなってきました。あとで続きお願いします」「ちょっとトイレいってきますね」も全く失礼になりません。

会場にいかなくても、「毎日30分ずつ、通勤中の電車の中で話していただけますか?」や「ソファで楽な体勢で聞きますね」なんかも全然問題ありません。

 

もちろんイベントの参加が悪いとは言いませんが、手軽な価格で素晴らしい体験を自分勝手にできるのが読書のすごいところです。

 

更にすごいことに、読書によって、すでに他界されている方のお話を聞くことだってできちゃうんです。外国語が得意でない方も、翻訳された本ならその人の話を聞くことができます。

亡くなってしまっている言葉の通じない海外の人の話を聞けるなんて、有名な猫型ロボットのアニメの世界のようですよね。

 

つまり、本は好きなところを好きなペースで読む。そして、書いてあることを自分で活かせれば、「本の元を取る」どころか、すごく見返りの大きい投資になるということです。

 

幸いなことに本には目次があります。目次を見れば、だいたいどんなことが書かれているのかわかります。早速気になる本の目次を見て、そこから読み始めてみましょう。

「途中から読んでいいの?」と思うかもしれませんが、いいんです!読まないのが一番もったいないんだから。極論をいうと、300ページ中5ページしかその本を読んでいないとしても、人生を買える気づきとなる一節があれば、その本は2000円どころの価値じゃないですよね?

 

2000円で買った本に書いてあることを感銘を受け、実践したら人生が好転した。これって「2000円くれたら、いい人生になる知識あげるよ」と魔神に言われているようなもんです。

 

もしかすると、いつのまにか読書したくなってきたんじゃないですか?

早速書店に行って気になる本の目次を見て、レジへGOです!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

言語学習はやっぱりアウトプットの繰り返しが一番いいと思う

今とある事情で新しい言語を学んでいる最中なんだけれど、完全に伸び悩み。伸び悩みといっていいかもわからないほどの停滞だった。全然先に進まないもどかしい感じ。

よくよく考えてみると、自分が英語を使えるようになったときは、とにかく必要に迫られていて、なんとかしなければならない状況が先行してあったからだった。いつぞやのこのブログでも記事で書いた。

 

偉そうに英語学習の方法なんぞ書いておきながら、別の言語になるとそれが実行できていなかった。何にせよしゃべる必要があるのなら、しゃべる練習をして気になったことを調べればいいのだと気づき、文法の基本とかよりも言いたいこととか聞き取りたいことを調べ始めてから効率があがったように思う。

頑張れ俺。頑張るぞ。

CD付き書籍

言語学習をしていると、必ずといっていいほど本に付属CDがついてくる。ついてくるのは良いんだけれど、できればダウンロードもできるようにしていただけると、本当に助かる。電子書籍で買ったとしたら、CDがないから取り込めないし。

僕は勉強用の本は紙の本を買う派なのだけれど、CDが付属しているのよりもダウンロードができるものを選びがち(取り込むのがめんどくさいから)。

でも、今日重い腰をあげて調べてみたら、やり方意外とかんたんそうだった。僕はPCがMacなのに、スマホはAndroindというちょっと変わった組み合わせをしているんだけれど、それでも結構かんたんそう。

 

仕方ない。やってみるか。本買ってみて取り込めなかったらショックだから、明日あたりにでも自宅にある適当なCD取り込んでみよ。

最近サブスク利用だったので、CDなんて久しく見てないな。。

退路を塞ぐ

どうにもやる気が出にくい時、モチベーションをあげようにも上がりにくい時、ビッグマウスもいいと個人的に思う。

チャレンジングなことでも「できます」といいきることで、やらざるを得ない状況を自らに課すことができるから。自分で引き受けた以上、中途半端に投げ出すわけにはいかず、結局初動に必要なエネルギーが得られる。

 

経験上、やりはじめたらだいたい軌道にのるもので、うまくいかなかったとしても「なんとかしよう」と続けられるので、結局なんとかなるところまで進められる。

今その状況を自分で作り出すために、全く自信がないことについて「やります」と言い切った。さて、逃げられないぞ。楽しみつつ頑張る。