ぶんぐっデイ

文具が好きです。気持ちを残せるから。

自分らしさを見つける:システム手帳の使い方

「なぜ書店に売っている製本された手帳ではなく、システム手帳を使うの?高いじゃん!」

「システム手帳が気になるけれど、そもそも自分は何を挟んだらいいんだろう。」

そんなことが気になってシステム手帳を使い始められない方や、システム手帳を既に使っているけれどもっと活用したいという方に向けた記事です。

 

僕もかつて迷っていたので、あなたの気持ちはよーくわかります。

 

そもそも、システム手帳ってなんなの?システム?普通の手帳と何が違うの?

という方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

 

w-ranchan.hatenablog.com

 

これから「システム手帳を使うメリット」と「システム手帳に何を挟むか」をメインに話をするにあたって、”システム手帳”が”製本された手帳(以降は区別のために「綴じ手帳」と呼びます)”と大きく異なる部分について触れておきましょう。

それは、自分が好きなようにページを追加したり減らしたり、ページの順番を変えれたり、と高いカスタマイズ性を持っているところです。

 

システム手帳は、大きさも複数種類があり自分の使いやすいサイズを自由に選ぶことができます。例えば携帯性を重視したければ、小さくて薄いものを選べばいいですし、いっぱい書きたい、あまり移動しない、という方であれば大きくて分厚いものを選んでもいいと思います。

 

これだけ聞くと、「システム手帳じゃなくて、綴じ手帳もサイズ選べるじゃん」と思う方もいるかもしれません。はい、おっしゃる通りです。

サイズ面のみに絞れば、システム手帳でも綴じ手帳でもあまり大きな違いはありません。

 

ただ、ページを増やしたり減らしたり移動したり、これができることで一気に自分好みの手帳を作ることができます。

僕はシステム手帳を使う以前は、綴じ手帳を愛用していましたが、ほとんど簡易的なスケジュール確認とノート部のみしか使っていませんでした。

正直なところ、アドレス帳の部分や年齢早見表のような付録部分は活用していなかったので、毎年白紙のまま残るページでした。

 

ちなみに僕は、罫線ノートと方眼ノートが両方ついている綴じ手帳を愛用していたのですが、僕は仕事で設計をすることが多いので、デザインも描きやすい方眼ノートがお気に入りでした。

でも、僕の愛用手帳には方眼ノートのページが少なかったんですよね。そのページが多ければいいのにな、なんて思いながら愛用していました。でも、その時はそれしか知らないので、それがベストだって思ってたんですよね。

 

そんな僕がシステム手帳に出会いました。「方眼ノートばっかり挟めるじゃん!」「スケジュール確認はウィークリーでやりたかったんだよね。」と、自分好みの手帳が作れることに感動しました。

僕は、中学生時代からルーズリーフを愛用していました。1冊のノートに全教科を集められる喜び。休んだあとの授業のノートをとったあとで、友人からノートを見せてもらえば、順番は大きく変わらずに使えます。

そんなページの移動が自由なところに惹かれていました。

 

ルーズリーフのいいところ、そして手帳のいいところ、自分のドンピシャサイズで使えるところ、すべてが魅力的なアイテム手に入れたのです。

 

そんな僕も、手に入れたシステム手帳を活用するうえでもどかしく感じることがありました。

そう、「張り切って厚めの手帳を買ったはいいけど、何をはさもう」問題。

 

購入する時、いろんな手帳を見比べては「これくらいはさんで使っちゃうもんね」と、張り切ってたんですよね。でも家に持って帰ってきて、あたりまえですが最初は「白紙のページ」ばかり。でもスカスカはちょっと寂しい。というわけで、白紙のページをしばらく持ち運ぶ日が続きました。

 

最初はいろいろ考えました。「防災知識」を印刷してはさんでおこうとか、「ふせん台紙リフィル」をはさんでおこう、とか。仕事柄使うし「関数電卓」をはさもうか、と考えたこともありました(電卓は片手で持ちながら設計で使うことが多いことに気づき、やめました笑)。

 

いろいろオリジナルリフィルを作っては、はさみ、とりはずし、またはさんでみたりする。

いろいろやっているうちに気づきました。

 

そうだ、これがシステム手帳を自分仕様にカスタマイズすることなのだ、と。

システム手帳に終わりは無いのです。何度も「これがベストだ」と思った瞬間がありました。でも、しばらくするとベストが変わっていくのです。

 

それは、なぜでしょうか。人間は成長する生き物だからです。

たとえば入社して仕事を始めたころは、先輩の助けを借りながら仕事をしてきた方が多いと思います。そのうち、あたりまえにこなせるようになって、少し背伸びした内容の仕事をしているうちに、自分で考えてよりよい方法を模索したりします。

そのとき、仕事のやりかたは新人時代と変わっているはずです。だから手帳に挟んでおきたい知識やメモの量も変わってきます。スケジュール管理も、月ごとではスペースが足りず、週次、日時と変わっていくかもしれません。

 

手帳もツールなのです。自分の成長やそのときの生活に合わせてベストをつくるのが自然です。身体が大きくなると衣服が合わなくなったりするように、システム手帳もまた大きくなったり分厚くなっていいのです。

 

というわけで、何をはさんでもいいのです。今の僕は大半がメモページです。思いついたことや、やりたいことを書いたり、そのやりたいことが「なぜ今すぐできないのか」の理由と、何を解消したらできるのかの条件を書いたりしています。

 

はたまた、振り返りも書いておいたりします。「今日は集中がとぎれとぎれだった。睡眠時間が足りてないからかも。あくび多かったし。」のような感じです。

そうすると、次に書きたくなるのは「何時に寝て起きればベストなのか」を確かめたくなってきます。人間はすぐ忘れてしまうので、記録をつけておくと、あとで見返したときに「体調やモチベーションが高かった日と、睡眠時間がリンクしている!」のような気づきがあったりします。もしかしたら、食べ物が原因かもしれません。いろいろ書いておくと、何かしらに気づけるチャンスが増えます。

 

これに気づいたら、「◯時に寝るためには、何をして、何をしなければいいのか」を考えて書くページも増えます。すると、「やらないことリスト」のようなものも作りたくなるかもしれません。

こんな感じで、まず書くことが重要です。そうすると、定期的に見直さなければ入り切らない程にページが増えていきます。熟慮を重ねてページを選び、それをはさんだ手帳を持ち歩いていると、それだけで自分のパフォーマンスを最大に高めてくれているような気分になるでしょう。実際、手帳のおかげだ!と感じるタイミングがたくさんあります。

 

さらに特別に、手帳を活用するコツ教えちゃいます。

それはお気に入りのものを使うことです。ペンと手帳。どっちもお気に入りのものを持つと、使いたくて、書きたくて、開きたくて仕方なくなります。

用もなくても、何かを書きたくなる気持ちが高まります。

そんな僕のおすすめは、革製の手帳です。肌触り、匂い、経年変化が進むところ、持ちたくて開きたくて、という衝動に駆られます。

そうなったら、こっちのもんです。システム手帳にいろいろ書き込んでいるうちに、自分が自分の望む人間像に近づいている感覚をきっと味わうことができます。

 

みなさんもぜひ、手帳を活用してみてください。手帳が続かない人の中には、綴じ手帳という製本された手帳に自分を合わせていっているために続かない人も多いと思います。

手帳を自分に合わせましょう。まずは手頃な価格のシステム手帳バインダーから始めてみてもいいかもしれません。でも僕のおすすめは自分の好きなものを準備することです。

 

あなたのシステム手帳ライフが最高のものとなりますように!

最後まで読んでくれてありがとうございます!

 

革製システム手帳に興味が湧いたら、この記事も読んでみてくださいね!

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