今日はオーケストラの演奏を聴く機会があった。オーケストラが好きなのかというとそうではなくて、実のところ失礼ながら今までリラックス通り越して眠くなる音楽だと思っていた。
音楽は人並みに聴く程度で、中学生のときに好きなアーティストの影響でアコースティックギター片手に弾き語りの真似事を始めた。高校時代にギターが弾けるからという理由だけでバンドに誘ってもらい、慣れないエレキギターで自分の才能の無さを思い知った。
なんとなく、バンドとか弾き語りが好きだったけれど、オーケストラ＝クラシックみたいなイメージを持っていて、You Tubeとかで聴き齧ってみては飽きたりしてしまっていた。
ところが今日初めてプロの演奏を目の前で聴き、世界が変わってしまった。今までデジタルを通して聞いてきたのとは全く違う種類の感動。
正直にいうと、堪えてないと零れ落ちそうな涙を目頭に感じつつの時間だった。ファーストヴァイオリンの方のソロの時、完全に魅入ってしまった。奏でられる音のみではなく、弓の挙動ひとつひとつがかっこよかった。身体全体で奏でられる音。完全に魅せられてしまった。
プロはすごい。
思い返せば、高校のときに学校のイベントで舞台と落語を見る機会があった。行く前まで、なんでわざわざ遠いとこいって興味がないものを見なければいけないのだ、と思っていた。
でも実際はどちらも迫力がすごく、プロの演技力というものに魅せられた経験がある。
自分もプロの仕事を見せていきたい。
