傾聴は相手の立場に立って、共感しながら相手の話を聞き理解することとされています。僕の上司はこれをマスターしているのではないかと思うことが多々あります。
同僚の中には「聞いてばかりで、上司は何を考えているのかわからない」と言っている人も周りにはいます。僕が見ていると、上司の中にある方針に沿うように、でも相手の気持ちを曲げすぎないように相手の言動を受け入れつつも合致条件を見つけているのでは無いかと感じます。
上司はいつも話があるときに「この件、大変そうに見えますが大丈夫ですか?」「何か困っていることはありませんか?」から話しかけてくれます。
こちらが苦労していることを伝えた上で、今後の打開策の案を伝えます。上司からは「こういう観点からも対策を考えてみてもらえませんか?」と提案してもらえます。
その観点からのアプローチを試みている担当者がいなければ、やってみますし、既にやっていて提供できる情報があれば伝え、さらなるコミュニケーションを図ります。
十人十色という言葉があるように、思っている以上に人間はバラバラの思考や感情を持っています。「到底理解できない」と思うような行動をとり周囲から理解されにくい人は少数派かもしれませんが、みんな少しずつ「なんでだろう」と思うように、完全に同じ思考や感情を持った人はいないでしょう。
そのため、お互いの考えや感情を理解するためには対話をするしかないと思っています。一方的に相手がイライラしている場合は落ち着くのを待ったほうが良い場合もありますが、相手の考えをまず聞いて、自分の考えとのギャップを共有すると大人の世界ではそれほど話がこじれることは無いかと思っています。
相手が何度言っても着手していないことがあったとして、「この前言ったじゃないか!」といきなり怒鳴ったとしても良い結果にはほぼならないと思います。
A「○○やってくれた?」
B「まだやってないです」
A「前に伝えたのは覚えていた?」
B「はい」
A「これからやってくれようとしてたんだね」
B「はい、あさって✗✗のついでにやるつもりでした」
A「伝え忘れていて申し訳ないんだけれど、明日までに完了させておきたい内容だったんだ。今日か明日にやってくれたら助かるんだけど、できそうかな?」
B「急ぎだったんですね。今日やっておきますよ」
完全に忘れていた場合以外は、コミュニケーションとっておけば意外と単純な問題で解決するんですよね。これを繰り返しているうちに「あ、今度は希望の締め切り伝えておかなきゃだな」となりますし。
何事もすべて傾聴が大切ですね。「大丈夫?」とか「何か困ってる?」とか、相手の気持ちを察知して、相手が求めている声掛けを意識して過ごそうと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!