大人のノートは「忘れるため」に使っちゃおう。
学生時代のノートは主に、何かを「覚えるため」に使いました。それは、必ずどのタイミングかで試験がやってくるからですね。
大人になってからも、試験などの機会には学生の時と同じようにノートを使うことがありますが、仕事や私生活のために使うものは「忘れるため」の使い方が増えると思っています。
これまでの記事でも、忘れるための使い方を紹介したこともありました。心の中のもやもやを取り払っちゃうための使い方でしたね。
大人になってからのノートは自由な使い方ができます。人によってはノートごとに役割を変えている方もいます。僕の場合は明確に線引していませんが、サイズで使い道を分けていたりします。
たとえばA6のノート。これは日付を書く部分以外は何も無い無地のノートです。これは主に机に忍ばせておき、自宅にいるときにちょっとしたメモを書いたりしています。
就寝時には枕元において、とっさにメモできるようにしています。気になっていることをメモったらぐっすりです。
他でいうと、A5ノートですね。これも無地です。これには家にいるときにとっさに思いついた、仕事で活かせそうな設計図を描いたりしています。
どーにもこーにも行き詰まった時、会社の机で考えているときは思い浮かばないこともあります。ただ、不思議なもので、家でリラックスしている時とか散歩中には思い浮かんだりするんですよね。さっと描いてます。
あとは、B5ノートもありますね。これは5mm方眼です。手帳に挟んでおきたい勉強内容(セミナー受講したり、ビジネス書で得た知識とか)を書いて、折りたたんで手帳に挟んでいます。過去の記事で紹介しました。これホントに便利!
と、いずれも活用するまでの覚書きとして、必要なら手帳に移行したり転機したりしているので、完全に「忘れるため」に書いています。
「忘れちゃっていいや〜」の状態になることで、僕の頭は新しいことを考えられるようになります。結局重要なことだろうと、頭の中に何かを入れておいてもグルグルしているだけなことが多いので。
僕は読書も好きですが、「書いて忘れちゃえ」はいろんな書籍に書いてあります。それだけ適用できる人が多い=汎用性が高いことなのかな、と思っています。
僕の場合、書き出してみると悩みとか考え事の大半は「モヤモヤポイントはここか」と気付けることが多いです。そして「あとはこれとこれをやってみるだけだな」とやるべきことに気づけます。
いつぞや誰かに教わった内容で、5歳の子供でも55歳の大人でも、悩みってのは自分の中で同じくらいのボリュームと聞いたことがあります。
もちろん、責任とか影響の程度は違うとは思いますが、自分の中での「重大さ」や「重要度」は同じくらいという意味なのだと思います。
「書いてみたらモヤモヤポイントがはっきりしたので、あとはやってみる」と誰かの負担が軽くなったら良いなあと思います。