手書きで言葉が添えられると、すごく嬉しい。
手紙でもなんでも手書きって嬉しくないですか?
一言添える。季節ごとのご挨拶でも日常の付箋でも、それはもらった相手にとって、きっと印象に残るはずです。印刷にはない魅力が、手書き文字にはあると確信しています。
今の職場はシステムがしっかりしているため、機会がめっきり減ってしまいましたが、転職前の職場では、手書きのやりとりの機会がたくさんありました。
社内での書類のやりとり、書類に付箋で一言「いつもありがとうございます。よろしくおねがいします。」と添えていました。
「非効率だ」と思う方もいるかもしれませんが、私が日頃やり取りしていた方には少なくとも喜んでいただけることが多かったです。
普段会えないからこそ、感謝の気持ちが少しでも伝わればとやっていることでした。
書類のやりとりしかしたことがなかった受け取り手の方に初めてお会いしたときに、
「らんちゃんて、いつも付箋つけてくれる方ですよね。付箋ついてると、役にたててるのかなって嬉しくなるんですよね。」と言われたこともあります。
年賀状を出す時も、その人との関わりのあったエピソードを交えながらご挨拶しています。部下が数百人いる役員の方にも同じように年賀状を出した時も、
「らんちゃんはマメだなあ。年賀状くれる人はたくさんいるんだけどさ、俺らみたいなおじさんは手書きで言葉添えられてると嬉しいんだよな。ありがとう。」と言われました。
少なくとも、手書きの文字を添えても怒られたことはありません。喜びではなかった(?)コメントとしては「手書きでコメント添えなくてもいいよ。あ、嫌じゃないんだよ?でも、なんとなくその紙捨てづらくてさ。笑」と言われたことくらいです。
アルバイトの塾講師だった時、学校がストレスの原因になって授業が手につかなくなっている生徒がいました。ある日すごくしょんぼりしていたので、手持ちのメモ用紙に励ますつもりの言葉を書いて、そっと渡しました。
それから1年ほど経ち、その生徒の受験が終わり結果報告に来てくれた時のことです。その生徒は教室に入ってくるなり、「らんちゃん先生!受かった!!あとこれ見て!お守り!これ持って頑張ったんだよ!」と見せてくれたもの。
そこには紛れもなく僕の字が。あの日書いたメモを大事そうに持ってくれていたのです。しかもお守りとして。
手書きって個性がでますよね。僕は決して字がきれいな方ではありません。謙遜ではなく。それでも「これは、らんちゃんの字だな」と覚えてもらえるとやっぱり嬉しいです。
僕は誰かに手書きのメモをもらうと、すごく嬉しいです。お土産に手書きのメモが付いていると、失礼ながらお土産本体より嬉しい気持ちになったりします。笑
一言添える。僕以外もきっと嬉しいと感じる人が多いんじゃないかな、と思います。
日頃の気持ちを伝えるときに手書き文字。やってみようかな、って思ってくれる方がいたら嬉しいです。