ぶんぐっデイ

文具が好きです。気持ちを残せるから。

電車待ちの列

最近電車待ちの列に思うことがある。昔、電車を待つのに列を作っていると「日本人特有」「やっぱりマナーがいいからできるんだよね」と留学生から言われたことがある。

海外に行ったときは気にしていなかったが、わらわら乗っていく感じは確かにあったかもしれない。

 

でもそんな電車に乗るためのことで、最近気になっていることがある。毎度のように列に割り込んでくる人がいる。別にそんなに先に乗りたいのなら(敢えて上から目線でいうが)「先に乗せてやる」んだけれど、僕より後ろに並んでた人に迷惑を掛ける気がして、朝から少し嫌な気分になる。だから最近並ぶのをやめた。

そして、決まって割り込んでくるのは僕よりもっともっと年上の大人達だ。僕の親よりも少し若いか同じかくらいの。

 

「近頃の若者は」とはいつの時代でも聞くけれど、今まで僕よりも若者に割り込まれたことはない。若者の方がよっぽどマナーを守っている印象だ。人工ピラミッドで言うなら若者は少数だが、駅にはそれでも30〜40%くらいは若者(特に学生)が占めているように感じる。

 

そして、ただ割り込まれるだけならまだいい。「寒いから冷えるんだろう」とか勝手に考えて処理しておけるから。我先にと入っていき、僕の前に立ちはだかるくせに利用者が多い駅に着いても頑なにドア前を避けようとしない。

ドア前の片側がふさがっているので、もう片側から降りようとするがそんなときにも乗ってきてしまう人もいる。これもやはり僕よりも年上の世代だ。

うん、そう、邪魔。はっきり言って迷惑で呆れてしまう。恥ずかしくないのだろうかとさえ思う。そんな感覚を忘れてしまったのか。もののけ姫で例えると、「祟を受けた乙事主を見たモロ」の気持ち。誇りも忘れてしまったのだろう。。

譲り合いの精神が日本のいいところとよく聞くが「一旦途切れているのでは?」と思ってしまう世代があるのではないかとさえ思ってしまう。これは良くないが。

 

よく「老害」とか「男性は」とか主語を大きくしてひとまとめに言うのは好きではない。基本的に僕は儒教の考え方に賛成で、年長者は敬っていたい。尊敬できる人もいるし、全員にはもちろん当てはまらないから。

ただ多いのも事実なのだと思う。その年代は母数が多いからそういう人に会う確率も高いのだろうけれど。頼むから若い僕らに尊敬させてほしい。これ以上幻滅させないでほしい。

 

某回転寿司で若者のイタズラが槍玉に挙げられて、大人たちから避難を浴びている。たしかにひどいと思うし、実害も出ているので、それなりの制裁を受けるのは仕方ないと思う。

ただ見えないところで大人たちもまた自分のことしか考えていない人たちが多いのも事実だと思う。

 

この前びっくりしたのは、トイレで手を洗った後にハンカチを持っていないからか、手を思いっきり振り水を飛ばしていた50代後半から60代前半くらいの方が居た。

水は手洗い場を超えて、鏡や床に飛び散っていた。きっと家で洗面所などの掃除をしたこともないのだろうと思ってしまった。自分が掃除をする大変さを知っていれば、手を振れば水が飛ぶことくらい想像できるはずだ。

 

特定の年代を指して避難するわけではないが、自分が良ければいいと考える彼らのようにはなりたくないと心底思う。反面教師にするしか対処のしようがない。