ぶんぐっデイ

文具が好きです。気持ちを残せるから。

喫煙所に思うこと

僕の父は愛煙家。母も元愛煙家。小さいころから両親がタバコを吸うところを見ていたので、タバコは吸わないけれど別に嫌いではなかった。ちなみにこれまで一本も吸ったことはないし、たぶんこのまま吸わないと思う。

前職ではタバコを吸っていた人も多く喫煙所が広かったのもあって、よく喫煙所に遊びに行っていた。喫煙所にしか生まれないコミュニティがあり、そこで広がりやすい関係性があったのは事実だったから。

吸わない僕が言っても、別に嫌がられることはなく、むしろ相談しにいったら「場所変えようか」と喫煙所に連れて行かれるくらい、愛煙家にとっては喫煙所は心地がいいところなのだと感じた。

 

コロナ禍になって喫煙所には行かなくなった。喫煙所は年々狭くなる一方で、更にソーシャルディスタンスが求められるようになり、僕が入ると吸えない人が出てきそうだな、と遠慮し始めたから。

ただ、行かなくなって思ったことがある。喫煙所はタバコを吸う人たちがマナーを守って使用していたエリアだ。喫煙所が小さくなっていくことを悲しく思う人達はマナーを守って吸っている人たちなのだと。

 

最近、通勤中に歩きタバコをしている人たちを見かける。前を歩かれると相当に臭いので、正直に言えば迷惑だ。副流煙を受ける立場として、知り合いとの楽しいコミュニケーションの中の煙なら良いが、他人の煙はただただ迷惑だ。

まあたまたま後ろを歩いていただけなので、運が悪かったと諦めようと思えばそれまでだが、今日の人たちはポイ捨てまでしたところを目撃した。100mほど後ろを歩く僕が、そのゴミのところまで来たとき、タバコはまだ煙を出していた。

 

こういう人たちのせいで今日も喫煙所は縮小傾向になっていくんだと思う。タバコに罪はないはずだ。それをマナーを守って喫煙所で吸っている人たちも何も悪くないのに。

 

個人的には誰も周りに居なければ外での喫煙もいいと思う。ただ喫煙禁止でなくても子どもが遊ぶ公園などでは控えるべきだと思う。害であることがわかっているのだし。

 

そして喫煙禁止区域でタバコを吸う人は、トイレ以外で用をたしているのと同じことをしていると自覚すべきだと思う。更にポイ捨てする人は、その用を足したものすら片付けていないのと同じだ。

今日も彼らのせいで喫煙所は減る。タバコを吸わない僕が見た、タバコ好きがタバコ好きに迷惑を掛ける瞬間。